プロ野球チップスのカードの種類はとても豊富。コレクションしている人も多いですね。プロ野球チップスの歴史についても解説。
1973年にサッポロポテト・バーべQ味で発売されたプロ野球スナックがその始まりで、当時はお菓子とカードが別々になっており、一個買う毎に一枚お店の人から受け取る形になっていました。自分で引ける場合もあったそうですが、同じ選手のカードが出る確率は高かったようです。またカードの選手は読売ジャイアンツが3割、阪神タイガースが2割とセリーグだけで7割近くを占めており、パリーグの人気が低かったことも伺えます。実際にチップスに変わったのは1976年からで、この頃にはカードも一枚に一レギュラー選手や監督を載せて作られたモノに変わっています。以後は、Jリーグが始まる1994年まで安定して発売されましたが、95・96年は一大ブームに乗ってJリーグチップスに一本化されたため姿を消してしまいました。それでも97年には再び復活し、現在もJリーグチップスやサッカー日本代表チップスと共に店頭に並んでいます。カードも2枚に増えましたが、その分値段も2倍になってしまったのは仕方のないご愛嬌でしょうか…(笑)。
トレーティングカードという言葉が一般化した1990年代後半、カルビーのプロ野球チップスカードにも様々なサブセットが登場しました。全国に向けられたジャイアンツスペシャル、東西其々を中心に販売されたイースト・ウエストスペシャルに始まり、ベストナインカード、ニューフェイスカード、王・長嶋の復刻版であるONカードなどの貴重な雰囲気を持つモノや、開幕戦や交流戦、日本シリーズ(プレーオフ)、オールスター戦など、特定の試合に絞った話題性のあるカードも登場したことで、消費者やコレクターが幅広い視点で楽しめるようになっています。また、表面にラメ(光沢素材)を用いたスターカードと呼ばれるインサート(レア)物を登場させたことで、カードとしての価値も大いに上がったと言っていいでしょう。実際、オークションやカード交換のサイトを覗くと、Jリーグや日本代表カードと合わせたくさんのカードが取り引きされているのが分かります。一野球ファン、元プロ野球チップスファンとして(笑)、これからもアイデア溢れる、子供達に夢を与えるカードが生まれ続けることを願うばかりです。
プロ野球選手になる。3歳の野球少年が抱いたこの夢は、実に15年、高校野球を終えるまで続きました。何を隠そう自分の話ですが…(笑)。特に、プロ野球への大きな憧れの中で過ごした小学校時代、おまけで選手のカードが付いてくるプロ野球チップスは、ホントに楽しみで身近なお菓子のひとつでした。同じ頃に流行っていたビックリマンチョコのシールと合わせて、随分と小遣いを使ったことを思い出します。親に泣き付いた時期もありました。カードもシールも小学生の貴重なアイテムだったのです。とは言っても、やっぱり好きな野球選手のカードは宝物でした。ここがシールとの違い。実際今でも、1985年の真弓選手(阪神タイガース)のカードは引き出しに残っています。プロ野球が夢を与えてくれたのと同じように、カルビープロ野球チップスもまた、夢を身近に感じさせてくれる希望を与えてくれました。プロ野球選手の夢は叶いませんでしたが、プロ野球チップスとカルビーには大いなる感謝の意を表したいと思います。